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Rebirth of the Nun Anyo  1733

by Anonymous

小さな邸宅で、老齢の尼僧が臨終を迎え、静かに座り、阿弥陀如来と、讃嘆の菩薩たちが、金雲にのって来迎するのを見つめている。阿弥陀如来が、臨終時に人の魂を迎え、西方の極楽浄土へ連れていくという浄土信仰があらわされている。仏尊の周囲には、金字で南無阿弥陀仏の名号が繰り返し記されている。この他、浄土経典の来迎場面の一節や、画中の尼僧像を、『往生要集』を著した源信(画中の僧侶)の妹の安養尼 [br] (953–1034)とする書き込みもある。 この屏風は、表具裂に「珂憶」の字が見えることから、珂憶円信(かおくえんしん)(~1707)により、臨終を予期して注文されたと考えられている。珂憶は、江戸時代の浄土宗の指導的な役割を果たした僧侶で、徳川家の帰依を受けてアドバイザーになった。 An aged nun at the moment of ...
Size: 
151.5 × 373 cm (59 5/8 × 147 in.) each
Medium: 
Pair six-panel screens; ink, colors, and gold on paper
Credit: 
Courtesy of the Art Institute of Chicago